選手側の立場とファン側の言い分
さて、本日ヤスは楽天と1回目?のFA交渉をしたようですが、その後のコメントがこんな感じ↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131117-00000033-mai-base
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131117-00000501-yom-base
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20131117-OHT1T00096.htm
まあ、事前に報道されていた通り西武球団よりかなりの高評価をしたようですね。
正直言うと・・・西武と話し合ったあとの歯切れの良くないコメントやFA宣言をした時の曇りがちの表情と比べると、だいぶコメントも表情も違います。
評価された、という感じが表れている様子です。
星野監督からは『将来の中心選手になる』というコメントもあったようで(交渉に同席した楽天球団社長がコメントを預かったようで、監督が同席したわけではないらしい)、この辺に西武と楽天のチーム作りの違いが少々垣間見えますか。
このコメントを聞いて、西武ファンは誰もが「ヤスは西武で既に中心選手じゃん???」と思うわけです。
ただ、楽天というチームは若手育成のチーム作りの基盤が大輪を咲かせ始めていますが、一方でカズオや藤田という他球団からの30代の移籍組に「縁の下の力持ち」という点で結構頼っています。
ある意味、このチームでは30代からが選手としての本領発揮という側面も持っていたりしますね。球団としての歴史がまだまだ若く生え抜きベテラン選手が少なく、他球団の選手に補強を求めるという側面もあるとは思います。
西武の場合はやはり少し違います。
中心選手の流出もやむなし&その代わり若手を存分に育てる、の方針でやってきたので、野手の最年長は助っ人外国人を除くと渡辺直人の33歳です(他に山崎浩司、上本達之が同学年)。その1学年下に米野がいて、次がもうヤスや星孝典の学年になってしまう。しかも、直人は今年7月に、山崎は昨オフにとってきたばかりの選手です。正直、世代交代が早すぎるくらいのチームです。
楽天と西武ではチーム作りが根本的に違うのですが、西武の場合は中心選手の定着率があまりにも低すぎるので、30歳でベテランの様な扱いになってしまい、陰りが見えるとファンも「次世代の若手にチャンスを云々」という話が出ます。本来30歳なんて中堅だと思うのですけどね。
勿論、お金をかけるだけが全てではありませんが、西武球団が若手育成球団としてこれからも居続ける事を選択するならば、黄金時代の復活はおろか、優勝は単年ですら厳しいシーズンが今後も続いてしまうだろうと予想しています。
いや、若手の力がうまく結実して融合すれば優勝出来るかもしれませんが、結局この若手を支える縁の下の力持ちの層が薄すぎるわけだから、長期的に勝てるチームを作るには無理があるんですよ。だって、極端な話をしてみれば毎年育成モードなんだもん。では、いつ本腰を入れて勝つの?ていう話です。選手のバランスが悪すぎますね。
栗Cがシーズン途中で一人で背負いこんでガタガタになったのを見るとよくわかります。
このチームとしての考え方の差が、今回のヤスに対する評価としてそのまま表れているのかもしれません。
尤も、楽天の3年契約はヤスが3年続けて大きな離脱をした事を考えると相当思い切った提示だとは思いますが。。。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
twitterでフォローさせて頂いている方が、平尾さんのインタビューをまとめてくださいました。
そのコメントを読んで、このFAに関しては選手側もどうにもできない感情や葛藤を抱えていることは十分に伝わってきました。
いや、それはわかってはいたことです。選手としての立場を考えれば、どういう結論を出すのであれ心の底から100%応援してあげられればこれだけファンとしても苦しむことは無いのは自明ですし、FA宣言自体は誰もが悪い事をしているわけではありませんので、責められる筋合いも無い話です。
ただね・・・それを理解した上で言わせてもらうと・・・やっぱり平尾さんの言う事は「選手側の立場」から出てきているコメントだよな・・・と思ってしまいます。
ファンとしても・・・葛藤は物凄くあるんですよね。
「FAで他チームに移籍します」「はいそうですか、では新チームで頑張ってください。100%応援します」と簡単に気持ちを切り替えられる話ではないのですよ・・・。勿論、あっさり切り替え可能なファンもいるとは思いますが、大多数はそうではないだろうと。
本音を言うと、ファンばかりに理解を求めないでほしい、という思いもあります。
まあ、平尾さんのコメントは「FA=裏切り」と即座に考えるファンに対してのコメントだとは思いますが、その一方で多くのファンは結構強がっています。。。思い入れのある選手が出ていく事を想像したら寂しさ半端無いですよ。
そりゃあファンは傍観者ですから、人生を賭けて戦っている選手側のしんどさに比べれば話にならない程度の辛さですが、それでも人間として感情はそう簡単に切り替え出来るほど器用じゃないですからね。。。
とにかく1球団に野球人生を捧げて欲しいというのが、限られた選手生命の中で戦う選手に対するファンのある種の我儘である事も頭では理解してるんですよ。。。でも、気持ちがついていかないんですね。
ヤスが6月中旬に離脱してからというものの、今季中の復帰を願って応援していただけなんですけどね。その願いが今季のラスト19試合+CS3試合で報われたと思いきや、その事が結果として今のファンのやきもきを生み出す事になるなんて。。。なんでこうなっちゃったんだろうな・・・。
誰か贔屓選手を作ってしまうといずれこういう問題に直面する事になるとはわかっていたことですが、今年だとは思わなかったんだよ。。。9月にやっと戻ってきてくれてファンとしては溜飲を下げたと思ったのに。
それがファンのモヤモヤを物凄く生んでいる。そんなところでしょうか。最終結論はファンにはまだわからないけれどもね。
*今回書いた事は個人的な意見なので、全く違う考えのファンも多いとは思います。
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まあ、事前に報道されていた通り西武球団よりかなりの高評価をしたようですね。
正直言うと・・・西武と話し合ったあとの歯切れの良くないコメントやFA宣言をした時の曇りがちの表情と比べると、だいぶコメントも表情も違います。
評価された、という感じが表れている様子です。
星野監督からは『将来の中心選手になる』というコメントもあったようで(交渉に同席した楽天球団社長がコメントを預かったようで、監督が同席したわけではないらしい)、この辺に西武と楽天のチーム作りの違いが少々垣間見えますか。
このコメントを聞いて、西武ファンは誰もが「ヤスは西武で既に中心選手じゃん???」と思うわけです。
ただ、楽天というチームは若手育成のチーム作りの基盤が大輪を咲かせ始めていますが、一方でカズオや藤田という他球団からの30代の移籍組に「縁の下の力持ち」という点で結構頼っています。
ある意味、このチームでは30代からが選手としての本領発揮という側面も持っていたりしますね。球団としての歴史がまだまだ若く生え抜きベテラン選手が少なく、他球団の選手に補強を求めるという側面もあるとは思います。
西武の場合はやはり少し違います。
中心選手の流出もやむなし&その代わり若手を存分に育てる、の方針でやってきたので、野手の最年長は助っ人外国人を除くと渡辺直人の33歳です(他に山崎浩司、上本達之が同学年)。その1学年下に米野がいて、次がもうヤスや星孝典の学年になってしまう。しかも、直人は今年7月に、山崎は昨オフにとってきたばかりの選手です。正直、世代交代が早すぎるくらいのチームです。
楽天と西武ではチーム作りが根本的に違うのですが、西武の場合は中心選手の定着率があまりにも低すぎるので、30歳でベテランの様な扱いになってしまい、陰りが見えるとファンも「次世代の若手にチャンスを云々」という話が出ます。本来30歳なんて中堅だと思うのですけどね。
勿論、お金をかけるだけが全てではありませんが、西武球団が若手育成球団としてこれからも居続ける事を選択するならば、黄金時代の復活はおろか、優勝は単年ですら厳しいシーズンが今後も続いてしまうだろうと予想しています。
いや、若手の力がうまく結実して融合すれば優勝出来るかもしれませんが、結局この若手を支える縁の下の力持ちの層が薄すぎるわけだから、長期的に勝てるチームを作るには無理があるんですよ。だって、極端な話をしてみれば毎年育成モードなんだもん。では、いつ本腰を入れて勝つの?ていう話です。選手のバランスが悪すぎますね。
栗Cがシーズン途中で一人で背負いこんでガタガタになったのを見るとよくわかります。
このチームとしての考え方の差が、今回のヤスに対する評価としてそのまま表れているのかもしれません。
尤も、楽天の3年契約はヤスが3年続けて大きな離脱をした事を考えると相当思い切った提示だとは思いますが。。。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
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そのコメントを読んで、このFAに関しては選手側もどうにもできない感情や葛藤を抱えていることは十分に伝わってきました。
いや、それはわかってはいたことです。選手としての立場を考えれば、どういう結論を出すのであれ心の底から100%応援してあげられればこれだけファンとしても苦しむことは無いのは自明ですし、FA宣言自体は誰もが悪い事をしているわけではありませんので、責められる筋合いも無い話です。
ただね・・・それを理解した上で言わせてもらうと・・・やっぱり平尾さんの言う事は「選手側の立場」から出てきているコメントだよな・・・と思ってしまいます。
ファンとしても・・・葛藤は物凄くあるんですよね。
「FAで他チームに移籍します」「はいそうですか、では新チームで頑張ってください。100%応援します」と簡単に気持ちを切り替えられる話ではないのですよ・・・。勿論、あっさり切り替え可能なファンもいるとは思いますが、大多数はそうではないだろうと。
本音を言うと、ファンばかりに理解を求めないでほしい、という思いもあります。
まあ、平尾さんのコメントは「FA=裏切り」と即座に考えるファンに対してのコメントだとは思いますが、その一方で多くのファンは結構強がっています。。。思い入れのある選手が出ていく事を想像したら寂しさ半端無いですよ。
そりゃあファンは傍観者ですから、人生を賭けて戦っている選手側のしんどさに比べれば話にならない程度の辛さですが、それでも人間として感情はそう簡単に切り替え出来るほど器用じゃないですからね。。。
とにかく1球団に野球人生を捧げて欲しいというのが、限られた選手生命の中で戦う選手に対するファンのある種の我儘である事も頭では理解してるんですよ。。。でも、気持ちがついていかないんですね。
ヤスが6月中旬に離脱してからというものの、今季中の復帰を願って応援していただけなんですけどね。その願いが今季のラスト19試合+CS3試合で報われたと思いきや、その事が結果として今のファンのやきもきを生み出す事になるなんて。。。なんでこうなっちゃったんだろうな・・・。
誰か贔屓選手を作ってしまうといずれこういう問題に直面する事になるとはわかっていたことですが、今年だとは思わなかったんだよ。。。9月にやっと戻ってきてくれてファンとしては溜飲を下げたと思ったのに。
それがファンのモヤモヤを物凄く生んでいる。そんなところでしょうか。最終結論はファンにはまだわからないけれどもね。
*今回書いた事は個人的な意見なので、全く違う考えのファンも多いとは思います。
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